アガリクス・ブラゼイ研究の始まり
1965年、ブラジルから三重大学の岩出亥之助博士宛に送られてきたキノコがアガリクス・ブラゼイです。まず、岩出博士はそのキノコの人工栽培に挑戦し、試行錯誤の末、10年後の1975年に世界で初めて大量生産を可能にしました。栽培したキノコを試食してもらったところ、親類のガンが治ったという人が現れました。その話が、同じ三重大学で各種キノコの抗ガン試験を行っていた伊藤均博士の耳に入り、早速試験を実施。その結果が1980年の日本癌学会で発表され、アガリクス・ブラゼイが世に知られるようになったのです。
その後に学名が分かり1982年に学名アガリクス・ブラゼイ・ムリル、正式和名ヒメマツタケの名前で論文に掲載されました。以後、伊藤博士は現在に至るまで80数報の論文を発表しています。
研究、栽培の歴史が一番長い岩出101株

長年に亘り、数多くのキノコの抗ガン作用について研究してきた伊藤博士が、惚れ込んだアガリクス・ブラゼイですが、キノコは突然変異し易く、栽培環境によって薬効成分も変化します。
抗ガン作用の一番高くなる栽培条件を確認し、さらに、突然変異が起こらないような栽培システムによってつくられたのが、アガリクス・ブラゼイ岩出101株です。アガリクス・ブラゼイの中で最も長い研究と栽培の歴史があります。
効果に関する報告
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抗ガン作用
・ガン転移抑制作用
・肝臓障害抑制作用
・コレステロール低下作用
・血清脂質低下作用
・免疫賦活作用
・血糖上昇抑制
・抗アレルギー
・動脈硬化予防
・心臓病予防
・抗酸化作用 など
臨床試験は行われているのか?
医学会の重鎮である野本亀久雄博士は、日々黎明塾というNPOを立ち上げ、末期がん患者に対する臨床試験を実施しました。数多くあるアガリクス・ブラゼイの中で、野本博士が選んだのは、岩出101株です。その結果については、日々黎明塾のホームページ(
http://www.hibireimei.com/hm.pdf)をご参照下さい。記載はありませんが、余命1ヶ月以内の患者を対象に行われています。
また三重大学でも末期ガン患者を対象にした試験を実施しています。
アガリクスについての誤解
学名がアガリクス・ブラゼイ・ムリルであることから、長年にわたって「アガリクス茸」と同一であると誤解されています。一般的に「アガリクス」と呼ばれているのは数百種類ものキノコからなる「ハラタケ属」の総称で食用として知られるマッシュルームも学名は、Agaricus bisporus(Lange)Sing.とされ、この仲間に入ります。
その中の1つであるアガリクス・ブラゼイには、多様な薬理作用を持つことが研究・報告されていますが、すべての「アガリクス」において同様の薬理作用があるとはいえません。キノコの有用成分は、菌株(種菌)や栽培方法、産地などで大きく差が出てきます。学会でその有用性が多く報告されているものはアガリクス・ブラゼイ(ヒメマツタケ)に関するものなのです。
アガリクス・ブラゼイの多糖体であるβ-(1→6)-D-グルカンは、他のキノコよりも多くのたんぱく質と結合しており消化管から体内への吸収が良く、食べたり煎じて飲んでも吸収できるのです。体内に吸収されなければ、どんなに良い成分を含んでいても無意味なのです。
安全性について
2006年2月に厚生労働省よりあるアガリクス製品の一つに発ガンプロモーション作用があると発表されました。その後の調査では、他の製品には問題がないことがわかったものの、「アガリクスは危険」という先走った報道により市場は混乱状態となりました。
ここで正しくご理解いただきたいのは、『発ガンプロモーション作用があったのは1社の製品のみであること』 です。品質管理・安全性試験がなされている原料では何ら心配はありません。特に岩出101株は、栽培条件の設定から安全性に至るまでしっかりとした管理が行われています。
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伊藤博士プロフィール
プロフィール
伊藤 均(いとう・ひとし) 博士
菌類薬理研究所所長
医学博士・薬学博士
所属学会:日本薬理学会、日本癌学会、日本バイオセラピィ学会など
専門領域:宿主抵抗性増強を目的としたキノコ、海藻由来の抗ガンの研究
伊藤 博士からのコメント
私は学生時代、食中毒に関する研究を行っていました。ある日、友人から「末期ガンの姉がキノコを飲用して治った。」という話を聞いたのをきっかけに、興味半分で、こっそり抗ガンキノコの研究を始めました。それは1963年の末のことでした。移植したマウスのガンが、消えていくことに感動を覚えました。その研究は指導教官に知れるところなりましたが、1年後には正式な研究テーマとして認められました。
ヒメマツタケとは1978年に出会いましたが、その優れた薬効を世の中に広めるために今でも研究を続けています。現在まで、キノコや海藻など天然物由来の抗ガン剤一筋に研究を行ってきましたが、ヒメマツタケを凌ぐものはありません。